祖父とのツーショット、

既に存在しない、或いは自分の手元には届かないと思っていた「一冊のアルバム集(白黒版)」が、何の縁(えにし)か、先日来より舞い込んできた。「うわぁー!なんで僕がここに写ってるの?」次男が発言する前から、大きな子供等が笑い転げては、「本当!ソックリ」と。父とは似てると思うが次男には似てないっしょ?と思いつつ、そのアルバムをまためくってみた。

アルバム集には、父と一緒のものより遥かに多く、祖父とのツーショット。若しここにタイトルをつければ、間違いなく「僕のおじいちゃん」って題になるのだろう。

夏休みに入る前から、青っちや妹等を連れ立って、西山の海へ良く行ったものだ。祖父の運動神経は抜群で、当時まだまだ綺麗だった西山の海の中を颯爽とクロールで泳ぎ抜く姿は、今なお鮮明に覚えている。格好いいんだよね、これが!

今の次男の年齢頃は、毎日祖父宅に行っては、日が落ちるのを狙って、自転車の後ろに跨っては自宅まで送ってもらい、「もうちょっと!もうちょっと!」と、自宅玄関まで近付けては、「泊まっていったら!ねぇーネェ、泊まろうよ!」と、何度もせがんでは祖父を困らせたと、後年母から聞かせられた。(#^.^#)

懐かしいもんだ。。。

また、BOX棚奥に、これまた懐かしい一冊の手帳を見つける。スクラップ有り、なぐり書きのメモが所狭しと駆けている。恐らく5・6年前の記事だろう。決して色褪せないこの数値から、高齢化社会の縮図と目に留また。

内閣府が、日本を含む5ヶ国の60才以上の高齢者を対象に行った調査では、「日本の男性高齢者は、家族や社会から孤立しがち」であると綴っている。

続けて、

例えば、「家事」に従事している割合は、スウェーデンやアメリカの男性が、7割以上であるのに対し、日本の男性は僅か13%。

『家族や親族の中の長』としての役割を担っていると答えたのは、アメリカ・韓国・ドイツの男性65%に比べ、日本の男性は31%。

こりゃスゴイ数値だ!

日本の高齢男性は、家族の中での役割が低く、海外に比べて自信を喪失しているようだ。しかしながら、風俗・習慣が違い、一概にその善悪の国際比較はできないことは書くまでもない。

っが、見逃してならないのは、高齢男性が孤立するっていうことだ。

誰もが避けて通れない「老い」。

大事なのは、老いても尚、家庭や地域、社会の中で、孤立せずに積極的に活躍していくこと。それは、「様々な年輪を経て、どれだけ奥深く、広がりのある、自信ある人生観、死生観を持てるか否かが、人生の勝負」と、良く先輩が話された。

では、そのために?と良く質問したが、「創造と希望と歓喜の人生を歩むことは尊いもの」、と即座に述べられたことが想い出す。

それでも、祖父の如く、家庭や地域に社会へと、元気はつらつと活躍される人生航路の諸先輩方。高齢になっても尚、ご自身の航路図を築き上げる、崇高な目的を持った生涯青春の人生でありたい。

手にした「一冊のアルバム」から、あたたかく、そして気持ちよく、味わい深い想い出をいただく。(嬉)

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