あたま洗いから、

長男が幼稚園に入学した時分、大阪の某大手百貨店で買い物中、鋼製継手の積み荷がレジ近くに設けられててそれがタイミング悪く崩れ、鋼製の下敷きと鋭敏な箇所で頭を切られる事件があった。

レジの周りは一瞬で「血の海」と化し、またドヨメキでなく買い物客の奇声が鳴り響く異常な状況であったことは今でも鮮明に覚えている。

大きな子供は、身動きできず(実際そうだろう)に立ちつくしているのがやっとで、目の前にいた長男が一瞬で鋼製の下敷きとなり消えているのだから。

青っちは、その鋼製を蹴りとばし(蹴っても以外とビクともしないんですがね、)ながら、下敷きとなってる長男を見つけ、頭から噴き出てる「血」をハンカチで押さえるが、直ぐに「真っ赤色」となり、ご婦人さん等もポケットハンカチなどを提供してくれては、一番動揺してる長男を抱えていた。

数秒ではあったが、長男と片言の確認を済ませ、どでかい買い物売り場で通行されてる(この時間帯に出会した)方々は、青っちの「声」にピタット停まる。

「責任者をはやく!」

センター長と名乗る方が恐ろ恐ろ近づいてきたが、一瞬で意味のない方だと判断し、「声」をかけ、数分であったが、執行役員さんが駆け付けてきた。彼は状況を瞬時に把握し、何をいま、目の前に居るものに声を掛け、同時に何をすべきか。

併せて、青自身もそれを十分汲み入れ、即座に救急車に、その後、渋滞影響のため病院を2箇所ほど変更するアクシデントがあったが長男は緊急治療室に入ることとなる。

その晩(深夜)、先の執行役員さんとその上席にあたる方、併せて、センター長の3人が我が家に来て、状況説明等を行うのであった。

阪神大震災を経験された、大阪の個人や法人さん等は、それ以前、リスク管理には完全と言っていいほど無智以上なモノであった。

が、震災を経て、個人も法人も、皆このリスク管理についてある程度機能していた。(過日のJR関連など論外だが)

後日、企業も含め危機管理(当時はそう言う名称を口にするヒトは見当たらなかったはずだ)とは、と題し、上記をある「事例ケース」にされ数千に及ぶ店舗運営を行う上で、何が「最優先課題」かと、ケーススタディを試みたことは素晴らしいことだと素直に思い感じた。

「企業はヒトなり」とは、名言だ!

長男等とお風呂に入っては、今日は彼から順番に頭を洗いながら、学校のプールで、頭の小さな疵を指摘されたんだぁーとの返す言葉を思いながら、当時を思い出していた。

思うに、最近何かと頻繁に地震が起こるが、ありとあらゆる中心が首都に直結してはいるものの、個人も法人も身近な危機管理を叫ぶビジネスも東京シリーズを展開中なのだが、果たしてどれだけ、個々人に置き換えた場合、自己管理とマネジメント、更には、社会への環境整備に必定か、青っちなんかは、正直身震いを覚えずにはいられない。

事業承継もまた然り。セミナーだけが全てでないことも重々分かっているのだろうか。決して、自分だけは、自社だけはって発想は、自分の子供に限って論と何等変わらない。

インターネットだけでもなく、社会全体がクモの巣状態において、危機管理能力と如何に上手に付き合って行くことが、ひいては企業価値をあげ、ユーザーのハートを射止め続けることができるのかと。

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