半歩の勇気、

厚労省の気概を感じるニュースに嬉しく思う。「アスベスト問題において、中皮腫患者の遠距離通院費支給を検討」だ。また、この「遠距離」というキーワードは、まさに、高齢化社会突入に向かう今、病院経営側(赤ヒゲ的要素)も、受診者側(行きつけの病院)と、双方の課題(自らが病院に行ける環境が遠方という理由で困難になる)でもあることは以前より話しをさせてもらっている。

時に、本日午後、自民党の緊急役員会、与党党首・幹事長会談を相次いで行い、国会会期中の改造は異例となる、内閣改造と自民党役員人事を法案審議が終了する31日に断行すると。当然全ての閣僚さんは大事だが、とりわけ厚労省・経産省・外務省について、注視したい。

「いままで、難病と闘っている人の姿を見て感動しても、結局、自分の幸せを確認するだけでした。でも今回は、あの人たちのために何かしたい」。。。先日、某番組を見ながら語られた女性の感想。

確かに、以前に比べれば、難病を抱えている方や障害者への思いやりも高まり、ボランティア活動に汗を流す人も随分と増えた。が、しかし、いくらココロを動かされても、具体的な行動となると、躊躇してしまうヒトも多いのではないだろうか。。。

過日、世界的著名な建築家・安藤忠雄氏が講演会で語っておられた。

命もつものに対する愛情が芽生えていくような社会環境を作ることが大切』…。「そういう話をすると、なかには簡単に感動してくれる人もいますが、感動はしても行動はしないのが日本人の常です

それと対比するカタチで、以前、会談した某社社長の言葉が思い起こされる。「伸びゆく企業や団体の底力は、「眠っている善意」を呼び覚まし、具体的な献身の行動に結びつけてきたことではないか。

感動を覚えて満足するだけの『受動のヒト』から、目の前の1人に慈光を送る『能動のヒト』へ。

今、求められているのは、半歩、足を踏み出す勇気ではないだろうか。

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