声の効用、

Negibouzunoasatarou今朝も、公文の宿題を見つめながら次男の『声』が響き渡る部屋。時として、真横の長男が推し進めさばくプリントを気にする。大人にも根強い人気な「ねぎぼうずのあさたろう」飯野和好・著が、朝から机に向かう次男等を、まるで頭を撫でるかのように眩しく見つめているようだ。(#^.^#)

京都大学学術出版・刊の「西洋古典叢書」。「英雄伝」、で知られる帝政期ローマの著述家プルタルコス。その著「健康のしるべ」には、『毎日、声を出して言葉を使う』ことが、大切と記されている。

古代ローマでは、声を出して哲学書を読み、詩歌を吟じることが、身心の健康に益すると考えられていたのだろう。彼は、声の効用を「健康が維持できるだけではない、チカラもつく」と云う。

「チカラ」と云っても、筋骨が逞しくなるのではない。

体の中で、最も生命に満ちた主要な部分にチカラを宿らせ、本当の張りを生むようにさせる、そういうチカラ」と。

各々の立場や環境で、今最も見つめ直されているものに老若男女を問わず「掛り稽古」が挙げられる。元気な源の子供であれ主婦であれ、それぞれの随所では、決まって行われている。

日々の鍛錬で涌き出ずるチカラこそ、「本物」であり、その本物の「一言」が、自身のココロを更に強く、美しく磨きあげていく。至言にあるが如く、「心の思いを響かして声を顕す」と。

単なる饒舌ではなく、「納得」と『共感』を与えてこそ真実の声。自身のみならず、他者の幸福と繁栄を目指す中、それぞれ進み往かんとする「正義」の心根。ここから発する声こそ、身心を鍛え、共感を拡大する最高の武器だと思う。

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