島国根性の打破、

「好き嫌いがあってもそのうち食べられるようになるヨ!」よくよく耳にする。「無理に勧めて極端に嫌いになって、食事そのものを拒否することを考えたら」とも。さて、どうだろう?料理への一工夫は当然のこととし、少し「食べ物」に対して、踏み込んだコミュニケーションが茶の間で必要ではないだろうか!

「漢字を書けない小学生(中学生も含め)」についてのメールを沢山いただいております。今日は、「食べ物」ですが、この食べ物を「漢字」に置き換えてみると、直近で悩まれてる根幹部分を把握できるかと思います。

子供にとって永遠のお菓子であり、女性にとっても譲れないお菓子。そのトップにあげられるのが、「チョコレート」。

Kodomotatinoafurika_1カカオ豆を炒って粉にし、砂糖と牛乳と…そして、アフリカの子供達の「汗と血と涙を加えたもの」。それがチョコレート!チョコの製法は、今、皮肉を込めてこう云われているそうだ。(「子どもたちのアフリカ」石 弘之・著。)

原料のカカオ豆の生産は、劣悪な労働条件のもと、奴隷のように強制的に働かされる子供達によって支えられている。

一方、東南アジアのマングローブ林も消滅しつつある。タイでは既に87%が消失。インドネシアでも45%が失われたという。その多くは、日本向けのエビの養殖池を増やすためだ。

マングローブ林の破壊は、生態系を壊し、更に、天然の堤防の働きをも失わせた。スマトラ沖地震の津波被害が、大きくなった要因の一つにも、あげられているほどだ。

希有な昭和の教育学者は、100年以上も前に、その著作で、自分の身の回りのものから、『自分と世界』の繋がりを見てはどうか、と訴えている。チョコやエビを口にすることが、奴隷労働や環境破壊に繋がっているかもしれないことを、認識しなければならない。

世界の人々との結びつきなしに、人は生きてはいけない。

だからこそ、自分のことしか顧みない『島国根性』を打破する精神革命が不可欠なのだろう。

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